九州支部

「第23回自然葬を語る市民の集い」報告

 令和2年11月22日(日)午後2時より福岡市中央区「あいれふ」で開催しました。コロナ事態で第3波を気遣う時期で悩みましたが、思い切って開催しました。参加数は目標の半数くらいの29名でした。
 講師は当会の吉田秀樹副会長で、高校は福岡市の県立福岡高等学校を卒業され、出身地元での講演でした。
 京都市で教職に就かれ、退職後は長年続けておられた古代ギリシャの研究をされ、当会の会報『再生』に研究報告の「イソップの死とその影響」と「散骨を希望した淳和天皇と仲間たち」をそれぞれシリーズで出稿され、この度、参加者にその小冊子を配られました。
 平安朝初期に生きた淳和天皇は、空海(弘法大師)とも親しく、当時は「天皇のお墓は山陵であるべきだ」との周りの反対がありながらも、兄の嵯峨天皇の支持もあり、結局、淳和天皇ご自身が早くから願っておられた自然葬(散骨)を実現できました。それを吉田氏ご自身の研究で確信され、発表されました。
 1200年前の天皇家での出来事ですが、まるで、当会会員の家庭でも起こりうるような、本当に身近なお話です。
 以下、アンケートの感想です。

  • *空海の話が聞けて良かった! 宗像(むなかた)市に住んで6年になるので、空海に関するものに接することが多い……です!! 淳和天皇について勉強します(おもしろそう!!)
  • *平安時代にタイムスリップしたような、ドラマチックな話に引き込まれました。自然に還る思いは何百年も超えて変わらないと思い、勇気づけられました。
  • *興味深いお話でした。空海の研究が進むことを願います。
  • *ワクワクしました。発見の過程をたどりながら、仮説を予感しながら、人と人との関係を考えることが出来ました。人がどのような死をむかえ、どのようにこの世との別れをむかえるのか、人にとって葬送の大切さを改めて感じました。
  • *神・仏は人間の生きている間のドラマであると感じました。
  • *良い勉強になりました。
  • *私の希望として家族と話合いするつもりです。
  • *空海の事をもっと知りたくなりました。
  • *昔の話が聞けてとてもよかったです。
  • *初めて聞きました。帰って資料をよく読んでみたい。歴史に少し興味が持てた。生き方、去り方を考えたい。
  • *とても興味深いお話を伺い、感謝です。

 講演に続いて、当会理事で熊本市の田口宏昭氏が制作された新作DVD「山と森の自然葬 阿蘇外輪山 再生の森で」を見ました。「未来型、21世紀の野辺送り」とのサブタイトルで、素晴らしい映像です。会報『再生』第118号の表紙にもなっています。
 親しかった叔母様のご遺灰をご夫婦が、阿蘇で自然葬を実施した際に、田口氏が映写したものです。
 以下、アンケートの感想です。

  • *「自然に還れば、また会える。おばさんの散骨を終えてほっとした」の言葉に共感しました。
  • *初めての経験で感慨深く拝見しました。
  • *4月の阿蘇のビデオでした。5月の阿蘇を見てみたい。(希望しているので)
  • *安心して見送れそうです。

今後の予定「オリエンテーション・会の説明会」

■日時:
令和3年3月14日(日)午後2時~4時30分
■会場:
福岡市中央区「あすみん」
■会費:
無料

 新入会の方、入会を検討中の方やそのご家族の方たちを対象に少人数で開催します。
 会の紹介ビデオと海や山での模擬自然葬をスライドで、阿蘇のDVDもご覧に入れます。少人数ですから、ご質問も自由にできますので是非ご予定ください。

九州支部「会員交流会」

■日時:
令和3年4月18日(日)午後1時30分~4時
■会場:
福岡市中央区「あいれふ」
■会費:
無料
■目的:
会員同士の自由な意見交換が主体。
■内容:
  1. 1)最近の阿蘇のDVD
  2. 2)会が進めている「死後事務委任契約」と「次世代バトンタッチ会員制度」について。 前者は再生第116号、後者は第117号をご覧ください。
  3. 3)質問、意見交換
  4. 4)その他

 是非ご家族やお知り合いの方もお誘いください。九州支部以外の方でも未入会の方でも、どうぞご参加ください。

新入会員の方の質問に答えて

 新入会員の方で、「従来の通常行われている仏式の葬儀に、非常に違和感がある。知人の葬儀にはそれなりに参加して、一通りのマナーは行うが、特には信仰をしている訳ではないので、自分が亡くなった時に、あのような催事が必要なのか迷っている。断ることができるのか?」と相談された方がおられました。
 割り切りが必要です。お寺さんとの繋がりも残しておいた方が良いと思えば、現在の主流は家族葬です。亡くなられた方が世間との交流が現役時代と変わらない方は、別にお別れの会を開かれる事もあります。
 お寺さんとの繋がりを、きちんと終わりたいと思われる方は、墓じまいと永代供養をすることになります。金額がそこそこかかりますが、本来「お布施」ですから交渉次第という話をよく聞きます。単なる駆け引きではなく、誠意を持ってお願いすることが大切です。「私には後継者がいないので、私の代で、ご迷惑かからないようにはっきりしたいのです」と申し上げ、整理する事が必要です。
 葬儀業者が、自然葬・散骨を代行で引き受けることが増えていますが、自然葬は遺族が自身の手で、直接、海や山の自然に還すことが極めて大切で、それが「葬る」ことです。

「撒葬研究会」報告

 野山での自然葬、候補地を4か所まで絞ったので、その中で具体的なポイントを絞り込むのが課題になっています。昨年度は自粛もあり延期していました。また、海での模擬自然葬参加を希望されている方も居られます。6月か7月の開催を考えています。


 「この様な時期だから自粛した方が良いのではないか?」 との考えも当然ありますが、抱えておられるこの問題は先延ばしにはできないことが多いのです。無理をされてはいけませんが、是非、前向きにご検討ください。
 広めの会場で、ゆったりスペースです、換気などにも十分対応いたします。

※お問い合わせは、本部事務局までお願いします。☎03-5577-6209