中国支部

活動報告とお知らせ

1.中国支部における「特別合同葬」実施報告

 朝から晴天にめぐまれた10月21日(土)支部における「特別合同葬」が実施された。10時30分、参葬者3組12名と立会人1名、立会い研修生1名の計14名が広島マリーナホップ桟橋に集合。
 立会人が本日のスケジュールを説明し、予定通りの参葬者12名を確認し、定員63人の旅客船「かぐら」に乗船。11時に桟橋を後にした。
 予定の散骨場所に着く間、全員ライフジャケットを着用。約15分で散骨ポイントに到着。
 船内で開始挨拶のプリントを全員に配り(朗読形式)、立会人が読み上げた後、全員甲板に出て散骨の準備に入った。
 散骨、花びらを撒き、飲み物を撒き、最後に全員で黙祷を行い、遺族自身の自然葬の行動は無事終了した。
 この度は、立会人としては3組の参葬者は初めての体験だったので、なにかと1組当たりの会話時間が少なめになってしまった。その中で散骨の時に気が付いたのだが、1組の散骨の水溶性紙の袋がかなり多いような気がしたので聞いてみたら、「故人を本人の希望通り献体に出したところ、2年後に火葬後の焼骨が戻って来たのだが、収骨を先方で行ったために 戻ってきた遺骨が多くなった」とのことだった。なるほど、いろいろなケースがあるものだと思った。
 私は立ち会う時は「遺骨の粉骨作業」はどうされたのか、「分骨」はなかったのかを必ず参葬者に聞くことにしているが、今回はこの献体された1組のみが戻った遺骨が多かったため、以前健在だった「砕骨の助っ人」であった支部会員のYさんにお願いされたとのこと。他の2組は遺族で砕骨されたとのことだったが、分骨については3組ともなかったとのことであった。私の体験では、できれば遺族で故人を思い出しながらの砕骨であったほうが、故人への供養になるのではないかと思っている。
 甲板で故人との最後のお別れに入った。散骨場所で船体を3回旋回させながら、船は弔笛の代わりに鐘の音を大きく鳴らしつつ、瀬戸内の島々を眺めながらの帰路についた。
 11時55分、桟橋に帰港。桟橋にて立会人から参葬者の3組に「自然葬実施証明書」をそれぞれ手渡し、立会人の終了挨拶をもって特別合同葬を終了した。
 今回は立会人の研修生として、模擬葬を体験したYさんに乗船してもらったが、参葬者が多い中、補佐を兼ねてお手伝いをしてもらった。今後の良き体験となったと思うので期待したい。

2.「模擬自然葬」実施」のご案内

 中国支部では今年度も年1度の6回目の「模擬自然葬」を実施致したく、下記の通り企画致しましたので、身内の方、関心のあるお知り合いの方等をお誘いの上、振るってお申し込みくださるようお願い致します。

◯日時:
2024年3月23日(土)
午前11時より約1時間 雨天決行
◯場所:
広島湾内(実施場所は若干の変更があります)
◯集合場所:
広島市中区大手町1-9
(株)リバーシ―クルーズ 遊覧船乗り場(元安橋東側のたもと)
◯集合時刻:
10時30分
◯参加費:
1人1,000円
◯募集人数:
15名まで
◯持参するもの:
水溶性紙に入れた擬似粉骨(塩)は当方で用意いたしますが、参加される方は海に撒く花(3輪ほど)と飲み物(水でも良い)を用意してください。ご持参いただいた花は船内で(がくからはずし)花びらにします。
◯会食:
模擬自然葬終了後、現地にてご一緒に昼食を予定しています。(ご希望の方のみ、実費で承ります)
◯申込み:
参加希望の方は3月上旬までに下記にご連絡ください。ただし、先着順に受け付け、満員になり次第締め切らせて頂きます。
*模擬自然葬の最少実施組数は2組となります。1組の場合は実施できませんので、ご了承ください。

※お問い合わせは、本部事務局までお願いします。☎03-5577-6209